【基本設定あれこれ】
<捏造ポイントその1 ファントムハイヴ主従の状況>
シエル坊ちゃんはまだ復讐を果たしておらず、その相手が誰かも見当が付いておらず、セバスチャンと一緒に生き生きと悪の貴族をしています。どっちかっていうと原作に近い?
ちなみに捏造第1話のプロットは女王の番犬として働くシエルの視点DEATH★
<捏造ポイントその2 女王の蜘蛛の仕事>
公式では「厄介事の後始末」ということでしたが、公にすべきではない事件の記録を抹消する役割だけだと、厄介事の解決即ち「女王の蜘蛛」より先に動くことになる「女王の番犬」とはどう頑張っても接触する機会を設定席ない。というわけで、あくまで妄想ですからと開き直り、以下の天を踏まえて、何とか番犬坊ちゃんとの共闘に持ち込める(※重要)ような「女王の蜘蛛」の役割を捏造。
・「女王の番犬」には、厄介事の解決という探偵的な役割だけじゃなく、「表の世界を犯した裏の人間を成敗する秩序=処刑人」という顔ももある。むしろこちらの方がメインか。だったら「女王の蜘蛛」にももう一つ役割があってもいいんじゃね?
・個人的に、蜘蛛は番犬よりもマイナーで、番犬以上に存在を秘匿されているっぽい感じがする。先代伯爵も成り上がり貴族だそうだから、裏社会関連でも更に後ろ暗い、汚れ役がふさわしい。
・蜘蛛の特性といえば、巣を張り、哀れな獲物が飛び込んでくるのを待ち構えること。一度捕まれば最後もう逃げられないが、巣にかかりさえしなければ逃れられるということでもある。
というわけで、
捏造女王の蜘蛛の役割 「審判者」
秩序を犯して表の世界に干渉する可能性がある裏社会の人間、不穏分子を見極める役目。
わざと目の前に表世界に干渉する「きっかけ」を与えて対象の欲望を煽り、その餌に獲物が惹かれて食いついたら、素早く捉えて証拠を揃え女王に突き出す。要するに、違反をせざるを得ない状況に追い込んで排除するべき人間に落とし「秩序犯したのが悪いんでしょ?」と笑いながら大義名分の下に切り倒すみたいな。嫌な役だ!!だが素敵だ!!(※リュウはよく人と感覚がずれていると言われます。)報酬は、処罰の対象となった者が没収される財産の一部。「後始末」はその際に行う。
女王の番犬とは、必要に応じて情報提供したり、裏社会でも更に隠された身には不可能な事態に対応すべく協力を仰いだりな持ちつ持たれつの関係だった。
ただし、先代伯爵が死去した後、「妖精に攫われていた」後継者がトランシー家が負っていた役割を全く知らなかったのを良いことに、トランシー家を「大火になる前に火を消す」というより「藪から蛇をつつきだす」存在だと思っていた者たち(ていうか自分達がその獲物になりそうで恐れていた)がかの役目を廃止しようと動いたため、シエルが番犬になった時「女王の蜘蛛」はもう存在していなかった。ゆえに、シエルは女王の蜘蛛については名前くらいしか知らない。
しかし、新たな当主となったアロイス・トランシーが自らの目的のために「女王の蜘蛛」を復活させる。 レッツ中2展開!!
<捏造ポイントその3 クロード氏の扱い>
このパロを成り立たせる上での一番の障害がクロード氏の性格
独占欲がめがっさ強い亭主関白な奴が、野良犬の底力を持っていても世間知らずな旦那様が外の世界に飛び出していくのを黙って許すとは妄想でも思えない。
クロードは本質が傲慢で、かつ策略家の癖して性悪さの性質がセバスチャンよりも単純明快な分、色々油断しやすく、要は「魚を釣るためには何でもするが、釣った魚には餌をやったりやらなかったりして
弄び倒しているうちに手を滑らして逃げられる」タイプであるというのがリュウの解釈。
超めんどい。
本編におけるクロード氏の暴走は、何だかんだ「相手はまだぐちゃぐちゃぐずってるけどとにかく契約は交わしたんだから旦那様は私のものー!!私のものったら私のものー!!!どうしようったって私の自由ー!!」という意識による油断が恐らく最大の原因。まぁ実際、旦那様殺されてもそのこと自体は許してましたしね。旦那様の寛大さを良いことに全くあいつ!!(ぎりっ)
しかし、そんな
もしリュウがハンナさんだったら即効穴だらけにしているクロード氏の性格も、そんなクロード氏を心から愛さざるを得ない旦那様の深い情を示す上では欠かせないもの。つまり、このパロを進めるには
、あの厄介な性格のままのクロード氏に、旦那様をすぐに毒牙にかけてしまぬよう自重させる必要がある。
慎重に、慎重に、それこそじっくりと蜘蛛の意図と糸を張り巡らせて、
旦那様を直接傷付けることなく(※重要)絡めようと尽力する、そんなクロード氏を私は見たい!!
そう、さながら、旦那様の魂を何とか自分のものにしようと、足しげくトランシー邸に通い(まだ先代伯爵が生きていた頃だから会いに行く理由と立場をでっちあげるのも一苦労だったんじゃないか疑惑)、悪魔の力を借りなきゃどうこうするなんて無理そうな復讐相手を仕立て上げ(※被害者・ファントムハイヴ邸の執事)たりして、正式な契約を結ぶような流れ持ち込んだ、
正式契約前のクロード氏のような!!!
というわけで、クロード氏に自重させるには契約による旦那様との繋がりを多少弱め、物語開始時点での二人の関係を仮契約で留めておくくらいが、本契約を取り付けるためクロード氏に躍起になって旦那様に尽くさざるを得なくなるのでざまぁみろ!じゃなくて、バランスが取れると思いました。
詳細については、別の記事に記載しますが、そんなわけでこのパロのトランシー主従は「正式な悪魔の契約をまだ交わしていない」状態となります。だからクロード氏が殊勝。
働け、働くがいい旦那様のために!!下僕のように!!!
あ、誤解しないでください。リュウはクロード氏ちゃんとすきです!!
ただ旦那様への愛>>>超えられない壁>>>あれやこれやに対する恨みつらみ>>>>クロード氏への好意ってだけで!!(笑顔)
<捏造ポイントその3 ハンナ様とルカきゅん>
詳細についてはやっぱり別の記事で語りますが、とりあえず最大の本編との相違点について。
物語開始時点から、旦那様はルカの魂を食ったのがハンナであることを知っています。実はそれが、捏造パロにおける旦那様の表向きは行動理由だったり。
しかし、ルカがきちんと自分の意志でハンナさんと契約した、ということも、ハンナさんがルカとジムを心から愛していることも知っているので、本編ほどハンナさんにたいする態度は厳しくありません。
単純に、旦那様とちょっと優しいやり取りをかわすハンナさんや、ある意味クロード氏よりも信頼されているハンナさんが見たかっただけです、はい。
その他にも、ハンナさんとルカの契約から、ハンナさんがトランシー邸を訪れメイドとなるまでの経緯は、このパロのご都合展開を成立させるための帳尻あわせ的な設定変更を行っており、ぶっちゃけ
一番捏造がはなはだしい部分だったりします。ハンナさんの聖母のような優しさと、ルカきゅんの天使のごときおにぃへの信頼に甘えてしまいました・・・・!!
大まかな捏造点については以上。
もうこの時点で嫌な予感がされた方は、どうぞお戻りくださいませ。そして振り返らずに逃げるんだ!!
全然大丈夫まだまだ手摺の上でタップできるくらいの余裕があるぜ、というたくましい淑女の方。
次回 IFシリーズ第1話プロット記事へどうぞ!!(切るのかよ)
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